ウインプレジデント（1985年生、母トクノエイティー）

ウインプレジデント（1985年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時10歳）と交配したトクノエイティーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地17戦0勝2着2回、中央障害26戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

6月14日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、クラシカルモダンにハナ差交わされて2着となった。

3歳（1988年）

6月19日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエリモドリーマーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（7戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月11日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（1989年）

5月6日、約7か月半の休み明けで迎えた14戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールデンミストから3馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリチェピオに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月8日、中3週で迎えた17戦目は、三浦春美騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦春美騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアマゾンランドから3馬身半差の2着となった。

9月3日、中3週で迎えた19戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月22日、中6週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は三浦堅治騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

5歳（1990年）

3月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月22日、中3週で迎えた25戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で三浦堅治騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったオンワードネバダからクビ差の2着に甘んじた。

5月13日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で三浦堅治騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は7戦連続で三浦堅治騎手（9戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリウォーレンから1馬身差の2着となった。

7月7日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で三浦堅治騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に56kgの軽斤量で出走。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月7日、中1週で迎えた30戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

10月21日、中1週で迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカンタローから7馬身差の2着となった。

11月17日、中3週で迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

6歳（1991年）

2月23日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた34戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月21日、中3週で迎えた35戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は三浦堅治騎手（11戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 小雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（9戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（10戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた39戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月16日、約3か月半の休み明けで迎えた40戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた41戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（1992年）

2月9日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた42戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に57kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月8日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた43戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。