オンワードネバダ（1985年生、母メルオンワード）

オンワードネバダ（1985年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時16歳）と交配したメルオンワードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地15戦3勝、中央障害17戦2勝2着2回。1992年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月8日、デビュー戦は杉浦宏昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメイセイフェザーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（1988年）

1月6日、中3週で迎えた4戦目は、4歳400万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

1月24日、中2週で迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の白梅賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

2月29日、中4週で迎えた6戦目は、4歳400万下の水仙賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若葉賞（東京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4歳（1989年）

1月29日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリュウニジンスキーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

3月19日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中山芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は杉浦宏昭騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

6月10日、中7週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたカネヤマトウショウ決め手に屈して3/4馬身差の1着3勝目を挙げた。

5歳（1990年）

2月11日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月3日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバニラエッセンスから4馬身差の2着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のドウジマオーカンに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

4月22日、中4週で迎えた18戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウインプレジデントをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

6月3日、中5週で迎えた19戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウクルーゾから4馬身差の2着となった。

7月21日、中3週で迎えた21戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で牧之瀬幸夫騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で牧之瀬幸夫騎手（4戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 雨/良）に55kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で牧之瀬幸夫騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1991年）

10月6日、約12か月の休み明けで迎えた25戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は古川寛和騎手（5戦2勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

11月10日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月21日、中5週で迎えた27戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1992年）

1月18日、中3週で迎えた28戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月15日、中3週で迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた31戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦堅治騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月7日、中7週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で三浦堅治騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。