トウショウクルーゾ（1986年生、母エイティトウショウ）

トウショウクルーゾ（1986年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグランデイ（当時14歳）と交配したエイティトウショウが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害16戦2勝2着2回。1990年の新潟障害ステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥平真治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月5日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月12日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

7月23日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月19日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のラシアンボーイを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4歳（1990年）

4月21日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のエストレダンサーに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月10日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で大江原哲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原哲騎手（3戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードネバダに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月21日、中3週で迎えた15戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大江原哲騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンボリビアスカからクビ差の2着に甘んじた。

8月18日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大江原哲騎手（5戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベルアンドベルから2馬身差の2着に敗れた。

9月16日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で大江原哲騎手（6戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 雨/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で大江原哲騎手（7戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で大江原哲騎手（8戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5歳（1991年）

5月18日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は大江原哲騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

7月20日、中4週で迎えた22戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原哲騎手（11戦2勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で大江原哲騎手（12戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた25戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた26戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原隆騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。