フェアリーズサン（2009年生、母ニューフェアリー）

フェアリーズサン（2009年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「妖精の息子」。毛色は栃栗毛。種牡馬のオンファイア（当時6歳）と交配したニューフェアリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。戦績は、中央平地8戦0勝、地方16戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般C1六。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月16日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

12月18日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3歳（2012年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた5戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハートマイハートに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセレクトイナリに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリバーチケットに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

8月15日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したテンザンノハナにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月14日、中8週で迎えた13戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月6日、中2週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた14戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウッチャリを鬼脚でクビ差だけ差し切って雨下の混戦を制した。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニコニコマークに4馬身の差をつけて優勝

12月13日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダーラヘストに5馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

4歳（2013年）

1月8日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のイフポッシブルに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

1月28日、中2週で迎えた18戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリアライズバリメタに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月14日、中3週で迎えた20戦目は、憲一&美奈子結婚おめでとう記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた21戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のサイアーエフェクトをクビ差振り切って順当に勝利した。

5月31日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上A2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた24戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の水無月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。