ケイアイギャラリー（1999年生、母サラトガワールド）

ケイアイギャラリー（1999年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時14歳）と交配したサラトガワールドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。戦績は、中央平地19戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年のHBC賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月31日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未出走（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジョウノハンターに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のブライティアガールに3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月10日、中2週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のソルトレイクスターに4馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4歳（2003年）

9月7日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

9月27日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月26日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2004年）

1月17日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマリアージュシチーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったスペシャルストックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中3週で迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを取り切り、かなりのハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターレッドを上がり4位の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月25日、中2週で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮戦したが、ワイルドバンチに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月5日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイーグルスウォードをクビ差振り切って5勝目を手にした。

12月5日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の市川市制施行70周年記念（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

6歳（2005年）

4月16日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。