マリアージュシチー（2000年生、母コンバットシチー）

マリアージュシチー（2000年5月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「結婚（仏）＋冠名」。毛色は栃栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時15歳）と交配したコンバットシチーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）富川田中牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上1000万下(牝)。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額2,400万円（2.4万×1000口）で一口馬主が募集された。

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月2日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、キッズフェイヴァーに3/4馬身交わされて2着となった。

3月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったブルーアリュールにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4月20日、中3週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ベルモントブリーズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた4戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフラッパーシチーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月19日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた7戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の魚沼特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスプリングボードに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月20日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4歳（2004年）

1月17日、中3週で迎えた13戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケイアイギャラリーに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

2月14日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月23日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石神深一騎手（2戦1勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた16戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

5歳（2005年）

8月27日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた24戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く18着に終わった。

6歳（2006年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

6月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい15着に終わった。