ラヴィエント（2018年生、母ラフィエスタ）

ラヴィエント（2018年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風(西)。母名から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時6歳）と交配したラフィエスタが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のサファイア賞(M3)で2着に入った他、2021年のサファイア賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、DMM.comによって4,860万円で落札された。

ＤＭＭバヌーシーにて総額4,800万円（2.4万×2000口）で一口馬主が募集された。

池添学厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月28日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3月20日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

7月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったアズユーフィールにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

8月8日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたサトノディーバ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、勝ったビューティーウェイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた11戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 小雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたエムワンハルコ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のワッチーマシェリに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したモンサンラディウスを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

4歳（2022年）

3月8日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、春疾風特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4月12日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B5（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

6月9日、中7週で馬体重を前走からさらに21kg増やして迎えた17戦目は、一般B6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、通山栞のやっholiday（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた19戦目は、ミルダムあいりんちやん生誕記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた20戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月27日、中5週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた21戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた22戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、OROターフ特別（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた23戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。