セントローリィ（1985年生、母フオージエリイ）

セントローリィ（1985年6月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエリモジョージ（当時13歳）と交配したフオージエリイが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地30戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

6月25日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のモガミサウンドに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のローゲンスキーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

10月23日、中3週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4歳（1989年）

8月12日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の北洋特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた10戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のアンバープディングに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月17日、連闘で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタマビッグギャルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月22日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の夙川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5歳（1990年）

2月3日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の氷ノ山特別（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の摂津特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた18戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月18日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上900万下の七重浜特別（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

10月20日、中4週で迎えた22戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は久保田英敬騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月15日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

6歳（1991年）

1月13日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は久保田英敬騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた28戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。