エディン（2009年生、母ナインミューズ）

エディン（2009年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ケルト神話に登場する光と月を司る美しい女神」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時11歳）と交配したナインミューズが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地20戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の古都ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月22日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエーシンルミナスに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月18日、中3週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

3月31日、中5週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4歳（2013年）

1月20日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のポレイアに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月9日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

6月29日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のスリーアフロディテを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

7月28日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

9月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のエーティータラントに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、トリップにクビ差交わされて2着となった。

10月19日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のコウエイオトメに1馬身1/4の差をつけて5勝目をゲットした。

11月10日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で藤田伸二騎手（8戦3勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5歳（2014年）

2月23日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で藤田伸二騎手（9戦3勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた20戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。