カントーサドラー（1995年生、母カントーフアーム）

カントーサドラー（1995年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサドラーズラッド（当時9歳）と交配したカントーフアームが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、地方33戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の新緑特別(一般C3一)。

経歴

デビュー前

及川六郎厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1998年）

2月12日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月19日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トモノシンセイに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1400m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

9月16日、中4週で迎えた6戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るツルマイクラスニーを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月20日、中4週で迎えた7戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた8戦目は、大友勝利騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤隆騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したスプリングクインに3/4馬身届かず2着となった。

4歳（1999年）

1月29日、中5週で迎えた10戦目は、5歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた11戦目は、5歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月8日、中6週で迎えた12戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2七イ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアキノトパーズを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメリーテンダーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月28日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤隆騎手（10戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤隆騎手（11戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5歳（2000年）

4月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた21戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（12戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

4月28日、中2週で迎えた22戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（13戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブナイスに1馬身半の差をつけて4勝目を収める

5月23日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2三ア（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた26戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（16戦3勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

9月20日、中7週で迎えた28戦目は、佐藤正人騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月25日、中4週で迎えた29戦目は、湯浅淳一騎手を鞍上に迎えて、一般C2二ア（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた30戦目は、野口正宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月19日、中3週で迎えた31戦目は、年の瀬特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（17戦3勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6歳（2001年）

1月12日、中2週で迎えた32戦目は、鎌ケ谷特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は野口正宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた33戦目は、篠田剛孝騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。