ゼンノメイプル（2000年生、母ソフトパイン）

ゼンノメイプル（2000年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋かえで」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したソフトパインが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の一般C8。

経歴

デビュー前

当歳のとき、赤田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大迫忍によって2,730万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月20日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したコーリンワンダーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月31日、中2週で迎えた6戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のアキノキバオーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月16日、中1週で迎えた7戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアイエスシャインを次元の違う末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月23日、中4週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた10戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったグレイトヴィクトリに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンエンポリアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

5月18日、中5週で迎えた12戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた14戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アワナギに交わされて1馬身差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルカクラージュを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた16戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた17戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。