ラッシングパワー（1998年生、母ナカミスターチス）

経歴

デビュー前

1歳のとき、森永ファームから「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

2歳（2000年）

10月29日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は453kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のリンクゴールをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

12月7日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の葉牡丹特別（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

3歳（2001年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアザレア特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた6戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

4歳（2002年）

5月7日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の陽だまり特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2九十（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2六ア（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山中尊徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るイブキテンユウを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、一般C2六ウ（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中尊徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入った。

7月18日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた11戦目は、一般C2五ア（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山中尊徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月23日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、一般C2八九（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中尊徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、アースウインドに3/4馬身交わされて2着となった。

8月20日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2五六（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山中尊徳騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2五ア（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山中尊徳騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドマサルに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月18日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山中尊徳騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山中尊徳騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、高田馬場特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山中尊徳騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた18戦目は、いわし雲特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山中尊徳騎手（11戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2二ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山中尊徳騎手（12戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2003年）

1月24日、中6週で迎えた20戦目は、一般C2六ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で山中尊徳騎手（13戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2五イ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山中尊徳騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月11日、中7週で迎えた22戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山中尊徳騎手（15戦2勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2五イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で山中尊徳騎手（16戦2勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2十（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で山中尊徳騎手（17戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で山中尊徳騎手（18戦2勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

9月9日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、久保勇一騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1390m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3二（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた29戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C3一（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3二（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。