ラピーナカイム（2000年生、母ナスケンチェリー）

ラピーナカイム（2000年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋芽（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザグレブ（当時7歳）と交配したナスケンチェリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地6戦0勝、地方37戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月12日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

2月8日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月16日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた6戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

11月8日、中8週で迎えた7戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオトラベラーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンライに5馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲルシロワインに5馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトシザミュージックを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

1月26日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシノペガサスに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヒロタイセイをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月25日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（6戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサニーシーズンを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は原口義史騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた17戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた18戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゼンノクルーガーを捕まえ切れず、5馬身差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

9月5日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、三野宮勇騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮勇騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた22戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のユウワンラッシュに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、寒風山特別（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

5歳（2005年）

1月8日、中0週で迎えた29戦目は、エフエム岩手杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた31戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた32戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた33戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた34戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた35戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、賞金ハンデレース（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るスタートビットを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

8月7日、中2週で迎えた36戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（12戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（13戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で板垣吉則騎手（14戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

11月14日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた43戦目は、楓賞（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で板垣吉則騎手（15戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。