ゼンノクルーガー（1999年生、母レディーム）

ゼンノクルーガー（1999年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミラーズメイト（当時17歳）と交配したレディームが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の九千部賞(C1)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

11月22日、約9か月半の休養明けで迎えた4戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホクトハイタッチをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた5戦目は、一般C9 11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスズランストーリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2003年）

1月13日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイエススパイダーに2馬身の差をつけて優勝

1月23日、中0週で迎えた7戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた8戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルタカアビリティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月4日、中5週で迎えた9戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったノースシェーバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた10戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、一般B9（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハギサカスターにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月21日、中3週で迎えた11戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月19日、中7週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず15着に終わった。

8月2日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5歳（2004年）

3月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のモエギノシルバーを3/4馬身振り切って久々の実戦を制した。

3月22日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフーダニットを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

4月24日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安東章騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したザチャンプマンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安東章騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタガジョーティアラを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中2週で迎えた19戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安東章騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツインレイザーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月19日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安東章騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラピーナカイムに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月3日、中1週で迎えた21戦目は、初夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安東章騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホッカイレイナートを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で安東章騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた23戦目は、立冬特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安東章騎手（8戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヴァルパナイトを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安東章騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた27戦目は、初春特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた28戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた29戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた30戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は安東章騎手（11戦4勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月4日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、山本和幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月25日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安東章騎手（13戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のザレッドプリンセスを半馬身振り切って制した。

8月24日、中4週で迎えた34戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。