タイセイパラゴン（2011年生、母フェアリーベル）

タイセイパラゴン（2011年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋模範、逸品」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時13歳）と交配したフェアリーベルが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川栄一。戦績は、中央平地12戦1勝、地方22戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、石川栄一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって210万円で落札された。

浜田多実雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

10月27日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のチャーマーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2014年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

10月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた8戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2015年）

3月29日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

7月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1六七八（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

9月15日、中2週で迎えた15戦目は、池袋賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したナイトフィーバーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1三四五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったダイヤハートにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月5日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のショウノペレウスをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた18戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2016年）

3月16日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、F.ボッサ騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4月21日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナイトフィーバーに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月16日、中3週で迎えた21戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた22戦目は、てんびん座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（8戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月21日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、うお座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、3着に入った。

10月12日、中2週で迎えた24戦目は、にぎわい都市新宿賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したネスターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（9戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた26戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（10戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた27戦目は、冬至賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

6歳（2017年）

1月24日、中3週で迎えた28戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた29戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、春光特別（川崎ダート900m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた30戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、YELL賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた31戦目は、沈丁花特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた32戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月5日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のSPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた34戦目は、行田市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。