スギノテルヒメ（2000年生、母バラードシンガー）

スギノテルヒメ（2000年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋輝く姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時20歳）と交配したバラードシンガーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方19戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の一般C4。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

12月1日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

3歳（2003年）

1月18日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた4戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のフェブラリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のサリースプリングをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

7月13日、中5週で迎えた8戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8 10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ペリドットビームに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中6週で迎えた10戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオーミパシオンを半馬身振り切って2勝目を収める

10月3日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で仙道光男騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマルチフレンドツーを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

11月11日、中3週で迎えた13戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で仙道光男騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般B15（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で仙道光男騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた15戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で仙道光男騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サンガッディスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた16戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は仙道光男騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で仙道光男騎手（11戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、最後はキンセイバンバンと並んで3着同着となった。

3月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で仙道光男騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で仙道光男騎手（13戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5月18日、中5週で迎えた23戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で仙道光男騎手（14戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた24戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般B10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。