ハイノリッジ（2011年生、母ゴールドグレース）

ハイノリッジ（2011年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「高い知識」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したゴールドグレースが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地4戦0勝、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年のあやめ賞( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鮫川啓一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西森鶴によって892.5万円で落札された。

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月27日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。

3歳（2014年）

2月2日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月18日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の右真君合格おめでとう（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のシネクワノンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月6日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヴァカンスに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のさざなみスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったビルスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、祝井汲卓郎さん M57期合格記念（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。