ヒラボクメルロー（2016年生、母ヒラボクキャロル）

ヒラボクメルロー（2016年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ブドウの品種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモンテロッソ（当時9歳）と交配したヒラボクキャロルが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。主な勝ち鞍は2020年の尾張特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

6月1日、デビュー戦は小崎綾也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小崎綾也騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテメノスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小崎綾也騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、バイマイサイドに交わされて3馬身差の2着となった。

11月2日、中8週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2020年）

1月19日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの呼子特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月2日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロビンズソングに7馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

2月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャイニーゲールを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月19日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

6月21日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの鷹取特別（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で西村淳也騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた16戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの白井特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月26日、中1週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西村淳也騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月5日、中3週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のハーツイストワールに9馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5歳（2021年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた22戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

2021年4月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。