ヒルノデプラーツ（2019年生、母アラピンタ）

ヒルノデプラーツ（2019年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+オランダの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時8歳）と交配したアラピンタが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2022年の明日は笠松けいば金曜日ライブ。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

3月21日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月8日、中8週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた3戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップピーチ賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月18日、中0週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（3戦0勝）。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の明日は笠松けいば金曜日ライブ（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るチームケミストリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルエールに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月1日、中3週で迎えた8戦目は、一文字菊特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたエムアイリーズン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、久武けいしの徒然草還暦記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のフィンスタビライザに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、月下美人賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハニーズスマイルに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

4歳（2023年）

7月29日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したカレンマックナイトに3/4馬身届かず2着となった。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で亀田温心騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったリチャに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で亀田温心騎手（8戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5歳（2024年）

2月25日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で亀田温心騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で亀田温心騎手（10戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

3月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で亀田温心騎手（11戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3月24日、連闘で迎えた19戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレッドラグラスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月13日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月8日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のムーンスカイを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスの直江津特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。