フィンスタビライザ（2019年生、母ファンシービビッド）

フィンスタビライザ（2019年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「船の揺れを抑える減揺装置の一種」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時18歳）と交配したファンシービビッドが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小倉牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C15。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

11月14日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2022年）

3月27日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

8月6日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

2022年9月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、久武けいしの徒然草還暦記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒルノデプラーツを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中1週で迎えた8戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のヤマニンサイファーに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、初雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルビレオを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

12月27日、中1週で迎えた10戦目は、寒凪賞（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた12戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、かっちゃん杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた14戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月24日、中1週で迎えた15戦目は、くろすけ記念花粉賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた16戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

デビュー前

水野善太厩舎（笠松）へ入厩。

4月28日、デビュー戦は森島貴之騎手を鞍上に据えて、ウマ娘ベルノライト賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。

5月12日、中4週で迎えた17戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた18戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったディスバッドマムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた21戦目は、VAMOLA!田中緒羽生誕祭（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ヤマニンフレッチェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月3日、中1週で迎えた22戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーセイブラッキーに6馬身の差をつけて制した。

8月31日、中3週で迎えた23戦目は、杪夏特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた24戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

デビュー前

水野善太厩舎（笠松）へ入厩。

10月11日、デビュー戦は丸山真一騎手を鞍上に据えて、一般B（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。

10月27日、中3週で迎えた25戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、出射陸央生誕25周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた28戦目は、B6組（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったショウナンハルカゼに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中2週で迎えた29戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5歳（2024年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた30戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた31戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森島貴之騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。