エイトレンジャーズ（2013年生、母オシャレナカオリ）

エイトレンジャーズ（2013年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「８人の隊員」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時12歳）と交配したオシャレナカオリが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）正和山本牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方5戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、藤本ファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、LS.Mによって259.2万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

8月1日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月11日、中7週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

12月12日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

3歳（2016年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

2月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず15着に終わった。

8月20日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

9月25日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた10戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアルファジェイドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったメイショウホウゲツに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた13戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハリウッドクイーンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2九（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケイツールナを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。