ファットタイム（2010年生、母シルクヴァルキリー）

ファットタイム（2010年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「豊かな時間」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時12歳）と交配したシルクヴァルキリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地5戦0勝、地方40戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

2月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

6月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、4着に入った。

10月9日、中4週で迎えた6戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を爆発させて、最後は2着のレーヴイマージンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったカシノオーブを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月4日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したツイストリボンに3/4馬身届かず2着となった。

3月14日、中2週で迎えた13戦目は、あかしあ賞（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったキャニオンティアモに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた14戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ちゅーりっぷ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた15戦目は、まつばぎく賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月29日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたシャークスペンサー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（9戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったリアルビーストに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（11戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた24戦目は、ほうせんか賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた25戦目は、ろべりあ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月16日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、マコトヴォカシオンにクビ差交わされて2着となった。

5歳（2015年）

1月13日、中1週で迎えた30戦目は、なずな賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた31戦目は、ゆずりは賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

2月24日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた35戦目は、やまぶき賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大山真吾騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた36戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて最後はアミフジエンブレムと並んで7着同着となった。

5月14日、中4週で迎えた37戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は笹田知宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（10戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた42戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた43戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（11戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた44戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（12戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた45戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（13戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。