マコトヴォカシオン（2011年生、母マコトコーラン）

マコトヴォカシオン（2011年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天職（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したマコトコーランが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は出口繁夫。戦績は、中央平地8戦0勝、地方23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年のうみへび座特別(B1)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

4月12日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月29日、中9週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

7月13日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた6戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月14日、中9週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた9戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカクテルハット決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデュアルインパクトに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファットタイムを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って優勝

4歳（2015年）

2月3日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のチェリーベアハートに3馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったボストンリョウマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月26日、中2週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒデサンスピリットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた17戦目は、うみへび座特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のドゥーイットに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた19戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（8戦4勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた21戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、朝来市市制施行10周年記念特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた22戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、チャオ特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた23戦目は、ひょうご雪姫ポーク特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（9戦4勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

11月17日、中9週で迎えた24戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、近江しゃも特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（10戦4勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

5歳（2016年）

1月6日、中3週で迎えた26戦目は、ガーネット特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた27戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた28戦目は、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた29戦目は、オッズパーク・シルバー杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた30戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた31戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。