マチカネソウダッセ（1985年生、母キューケンホッフ）

マチカネソウダッセ（1985年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロングフアスト（当時13歳）と交配したキューケンホッフが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）大西ステイブル。戦績は、中央平地24戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年の高塔山特別(400万下)。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月30日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したスターゲイザーにクビ差届かず2着となった。

2月13日、中1週で迎えた2戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったホリノスプリンターに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月21日、連闘で迎えた3戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた5戦目は、吉永良人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリモカチドキを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウエスタンナインを圧倒的な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（札幌ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた12戦目は、北川和典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

11月5日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（7戦1勝）。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月27日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた17戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の葺合特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、最後はテルノロッキと並んで3着同着となった。

12月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4歳（1989年）

1月28日、中4週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下の高塔山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉永良人騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタカノハホマレを半馬身振り切って優勝

2月11日、中1週で迎えた20戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の響灘特別（小倉芝1800m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた23戦目は、安達昭夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の悠久山特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。