マチカネトロイア（1990年生、母フェアリーマインド）

マチカネトロイア（1990年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時16歳）と交配したフェアリーマインドが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方19戦1勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月13日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は570kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

3歳（1993年）

2月6日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

8月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったセトレインボーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月4日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタヤスペガサスをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

10月24日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

4歳（1994年）

3月13日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず13着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月30日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田伸二騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、L.クロップ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

8月21日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた17戦目は、坂本一仁騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のミツワブルーメをクビ差制して先頭ゴールを果たした。

11月27日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた18戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月29日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1995年）

1月8日、中0週で迎えた20戦目は、破魔矢特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた22戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた23戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月24日、中4週で迎えた24戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-1（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた25戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村賢治騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた27戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C3-1（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月15日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた30戦目は、西内忍騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月23日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた31戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西内忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西内忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西内忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた34戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西内忍騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた35戦目は、一般C4-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西内忍騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。