マイスッピンガール（1997年生、母キャロットウイン）

マイスッピンガール（1997年6月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイブンベイ（当時13歳）と交配したキャロットウインが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島貞二。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方1戦0勝。1999年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミステンフォーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、ピサノガルボにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月18日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のミッドアロマに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2000年）

1月23日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武英智騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

4歳（2001年）

12月16日、約21か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5歳（2002年）

1月26日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

2月9日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

10月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月30日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

6歳（2003年）

2月11日、中6週で迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、駿光特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。