ヴェルサイユパーク（2011年生、母アワーミスレッグス）

ヴェルサイユパーク（2011年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ヴェルサイユ宮殿の庭園」。毛色は鹿毛。種牡馬のチチカステナンゴ（当時13歳）と交配したアワーミスレッグスが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、タニグチ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ディアレストクラブによって2,100万円で落札された。6歳のとき、ディアレストクラブから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、タニグチ牧場によって226.8万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月14日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3歳（2014年）

1月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。

3月19日、中7週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた4戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップキウイ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月28日、中5週で馬体重を前走から19kg戻して迎えた5戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の祝鶴見一沙生誕祭（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ヤマイチリーダーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月11日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のアインスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山田祥雄騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、アインスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のあき☆みわ祝結婚!記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山田祥雄騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた13戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシュンメガミに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

9月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（9戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（10戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、スパルタカスに半馬身交わされて2着となった。

10月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（12戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のカゲモフマサズに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月5日、中1週で迎えた20戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイウンヘブンズに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

4歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、カサブランカ賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサヴィルロウに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

1月16日、中1週で迎えた23戦目は、葉牡丹特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた24戦目は、深見勇也騎手を鞍上に迎えて、レディス&ヤングジョッキーズシリーズ2015 第1戦（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のスマイルエンジェルに6馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月27日、中1週で迎えた26戦目は、沈丁花特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（13戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月12日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず15着に終わった。