テンザンラッキー（1985年生、母マーブルスズラン）

テンザンラッキー（1985年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時11歳）と交配したマーブルスズランが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）丸村村下ファーム。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

夏村辰男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

11月15日、デビュー戦は小屋敷昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。17頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

11月29日、中1週で迎えた2戦目は、武田悟騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小屋敷昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3歳（1988年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小屋敷昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月7日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小屋敷昭騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小屋敷昭騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月8日、中8週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小屋敷昭騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小屋敷昭騎手（6戦0勝）。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマルタカジャンボを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月10日、中7週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小屋敷昭騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で小屋敷昭騎手（8戦0勝）。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小屋敷昭騎手（9戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、サンキョウアーサーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小屋敷昭騎手（10戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた13戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったナリタラッキーにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

9月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

10月9日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、中島敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒミノアローに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上400万下の土湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島敏文騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。