サンライズダイヤ（1996年生、母ジヨウシユウダイヤ）

サンライズダイヤ（1996年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシェイヴィアン（当時9歳）と交配したジヨウシユウダイヤが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は島瀬順一。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の帆柱山特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、島瀬順一から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。2歳のとき、木村牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、松岡によって1,270.5万円で落札された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

9月19日、デビュー戦は高橋亮騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。馬体重は454kg。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ツジジオットにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月31日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアドマイヤラックに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアイノアケボノに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のサルビア賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は高橋亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたボストンポセイドン決め手に屈してクビ差の2着となった。

3歳（1999年）

1月16日、中6週で迎えた6戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月13日、中3週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

10月10日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

11月27日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナイティーナイナーに1馬身1/4の差をつけて制した。

12月26日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中1週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーマクレガーに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

3月26日、中7週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた16戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず15着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

12月23日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5歳（2001年）

2月11日、中6週で迎えた20戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた21戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のバトルグレイシーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月18日、中3週で迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の桶狭間ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月18日、約7か月の休養明けで迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2002年）

1月5日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の門松ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。