ワンダーバローラス（1998年生、母ハナノアイドル）

ワンダーバローラス（1998年3月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時11歳）と交配したハナノアイドルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方21戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の一般B2 B3-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、米田牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、山本信行によって315万円で落札された。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月28日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は456kg。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月8日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

5月4日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたユーワジェンヌ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月18日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のポラリス特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったドラゴンバッハから4馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で松永幹夫騎手（7戦0勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた15戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクルミ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

4歳（2002年）

2月10日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた18戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた19戦目は、桜草特別（高崎ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2003年）

4月19日、約12か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般B3 C1（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般B C1（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったブラックコマンダーから3/4馬身差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、ベゴニア特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた23戦目は、矢車草特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は金井正幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた24戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3-2（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（2004年）

3月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、一般B3 C1-3（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は金井正幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた26戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3-3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマニンカレントから3/4馬身差の2着となった。

5月5日、中2週で迎えた27戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1-3（高崎ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた28戦目は、一般B3-3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は茂呂菊次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったワカジョリーズから1馬身半差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で茂呂菊次郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワレインからクビ差の2着となった。

6月26日、連闘で迎えた30戦目は、ヒメジオン特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で茂呂菊次郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月18日、中2週で迎えた31戦目は、一般B2 B3-2（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のドテチンスターに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月28日、中5週で迎えた32戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、芙蓉特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた33戦目は、からす川特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村芳晃騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた34戦目は、みかぼ特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村芳晃騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた35戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、両毛特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。