センノクニャーズ（2002年生、母パローニアクレスト）

センノクニャーズ（2002年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋公爵（ロシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時15歳）と交配したパローニアクレストが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地25戦1勝、地方9戦2勝2着2回。2004年のエアジハード賞に勝利した他、2004年のトワイニング賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

谷口常信厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

5月19日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテラノリファードから7馬身差の2着となった。

5月27日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマクロボムに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアグネスワールド賞（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのエアジハード賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のフルーツマーケットに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月24日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた5戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

8月12日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた6戦目は、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのトワイニング賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミノアッフェアーからハナ差の2着に惜敗した。

9月12日、中0週で迎えた8戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

10月3日、中2週で迎えた9戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、2歳オープンのティンバーカントリー賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（9戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で佐々木国明騎手（10戦2勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

3歳（2005年）

1月16日、中9週で迎えた12戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた15戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

4月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月26日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴木慶太騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で鈴木慶太騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で鈴木慶太騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で鈴木慶太騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた22戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のオンワードマリオンに1馬身1/4の差をつけて3勝目をつかんだ。

11月20日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤聖也騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

4歳（2006年）

1月7日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤聖也騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

2月12日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は鈴木慶太騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた26戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた29戦目は、柄崎将寿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は佐藤聖也騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柄崎将寿騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

9月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柄崎将寿騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた33戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2007年）

1月12日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、初茜特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。