ツルマルジャパン（2006年生、母メモリーズオブロニー）

ツルマルジャパン（2006年4月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋日本」。毛色は青毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したメモリーズオブロニーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地12戦2勝。2008年の小倉2歳ステークス(G3)で3着に入った他、2008年のマリーゴールド賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

6月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のセイウンワンダーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのマリーゴールド賞（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のバンガロールに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月7日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

10月25日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

4歳（2010年）

6月19日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に敗れた。

5歳（2011年）

1月9日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。