カラクプア（2013年生、母リリウオカラニ）

カラクプア（2013年1月28日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「魔法(ハワイ語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時12歳）と交配したリリウオカラニが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。2020年のマリーンステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ノースヒルズによって4,428万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月19日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月10日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月7日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた6戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したタガノグロリオーサを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランセブルスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月7日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサウスオブボーダーをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月9日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るラインフィールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

7月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエポックをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月2日、中9週で迎えた12戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の御陵ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサージェントバッジをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2017年）

1月22日、中3週で迎えた16戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は加藤祥太騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、仁川ステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

5月7日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

11月12日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の堺ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2018年）

1月14日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた23戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた24戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6歳（2019年）

1月27日、約10か月半の休養明けで迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下の播磨ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた27戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた28戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月19日、中1週で迎えた29戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のフリーフリッカーに1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月7日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月20日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた32戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた33戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

7歳（2020年）

6月28日、約6か月の休み明けで迎えた34戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた35戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのデルマーサラブレッドクラブ賞マリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったタイムフライヤーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月25日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8歳（2021年）

1月17日、中6週で迎えた38戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月7日、中6週で迎えた39戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦2勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

5月9日、中8週で迎えた40戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた41戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2021年7月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。