フリーフリッカー（2014年生、母イコールパートナー）

フリーフリッカー（2014年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカンフットボールで攻撃側が行うトリックプレー」。毛色は鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時8歳）と交配したイコールパートナーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2022年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2021年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

8月14日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

9月10日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

12月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

3歳（2017年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 小雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアルマシャールをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

3月25日、中9週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月21日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下の萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキングサムソンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2018年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のユノディエールに3馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

7月1日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったゴールデンブレイヴに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月26日、中7週で迎えた16戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2018ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、エンクエントロスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2019年）

1月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（9戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムチェロキーを上がり3位タイの末脚でハナ差だけ差し切って久方ぶりの一戦を制した。

2月10日、中3週で迎えた18戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月7日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（10戦3勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の桃山ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（11戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（12戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったカラクプアにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月19日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（13戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったアポロテネシーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2020年）

1月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（14戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったロードレガリスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中2週で迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの舞鶴ステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上3勝クラスの北山ステークス（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（15戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月12日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのフィリピントロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月13日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月4日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンヨーイザヨイから6馬身差の2着に敗北した。

7歳（2021年）

4月17日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のクライムメジャーに2馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

5月8日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月19日、中5週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒロノタイリクから半馬身差の2着となった。

7月10日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝3390m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で高田潤騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた35戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で高田潤騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月23日、中9週で迎えた36戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったザメイダンから3/4馬身差の2着に敗北した。

8歳（2022年）

1月8日、中3週で迎えた38戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルヴァッサーに約13馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

3月12日、中8週で迎えた39戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた40戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月24日、中8週で迎えた42戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森一馬騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9歳（2023年）

3月19日、約6か月の休み明けで迎えた43戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2023年3月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。