トーセンサッビア（2006年生、母ゴーゴーナイナー）

トーセンサッビア（2006年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時19歳）と交配したゴーゴーナイナーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、岩見牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、カタオカステーブルから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、島川隆哉によって430.5万円で落札された。

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2009年）

8月4日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。馬体重は497kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマオヒカリに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパータイトルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って2勝目を収める

10月6日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2九十11（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤワタエイティーンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したブレイズメモリーに半馬身届かず2着に敗北した。

11月18日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したネオカーニバルを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月14日、中7週で迎えた8戦目は、一般C2六七（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のレッドホークに1馬身半の差をつけて3勝目を収める

1月26日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。