ジャスティンボルト（2020年生、母マラコスタムブラダ）

ジャスティンボルト（2020年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時8歳）と交配したマラコスタムブラダが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方13戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2024年の生石7ハロン(C3一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、麻布商事によって2億900万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3歳（2023年）

3月18日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたガウロン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月15日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエキゾチックアイズを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月5日、中2週で迎えた10戦目は、C2二3歳以上（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたラブカレン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2024年）

2月29日、中8週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート1870m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったイッシンに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた16戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた17戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、生石7ハロン（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のレッドアクトゥールに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップDay7ハロン（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るピーチクパーチクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月31日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクイッククイーンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。