スズカリバー（2012年生、母リバティーベル）

スズカリバー（2012年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時16歳）と交配したリバティーベルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。2017年のマリーンステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって2,047.5万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月15日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月30日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2015年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のタンジブルをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

1月31日、中3週で迎えた4戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

3月7日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

6月28日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

10月18日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月7日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルボルソーをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

11月29日、中2週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

4歳（2016年）

1月24日、中7週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初茜賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた13戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6月18日、中6週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトミケンシャルゴーに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月26日、連闘で迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のハナズリベンジをクビ差振り切って4勝目を収める

8月27日、中8週で迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

5歳（2017年）

2月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の上総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のドラゴンバローズに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月7日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

6月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（5戦2勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月26日、中6週で迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた26戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

11月19日、中8週で迎えた27戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6歳（2018年）

1月7日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

2月24日、中6週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

8月25日、約6か月の休養明けで迎えた30戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（2019年）

4月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた31戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のコスモバルク記念（ゴールドシップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた32戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、地獄の谷の鬼花火特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ノヴェリスト・プレミアム（門別ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた34戦目は、キタサンブラック・プレミアム（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた35戦目は、NOSAIみなみ特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた36戦目は、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、ロードカナロア・プレミアム（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた38戦目は、伊藤忠エネクスHL北海道特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

10月24日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた39戦目は、みついし花だより特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた40戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、北海道厩務員会特別2（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。