サクラシコウテイ（2005年生、母セダンフオーエバー）

サクラシコウテイ（2005年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋始皇帝」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時7歳）と交配したセダンフオーエバーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回、地方13戦3勝2着2回。2010年の優駿スタリオンステーション特別(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイワワイルドボアを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月27日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のメジロミニーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4歳（2009年）

4月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したセイカジーベックに半馬身届かず2着に敗北した。

5月2日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5歳（2010年）

6月16日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、ホクレンえん麦特別（門別ダート2000m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の様似町アポイ岳ジオパーク特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のモエレストロベリーに4馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月29日、中3週で迎えた11戦目は、優駿スタリオンステーション特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマチカネオイカゼに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、Jpn2のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦2勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

9月9日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（門別ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月7日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、三石獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、タグハンターに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、JAしずない太陽の瞳特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6歳（2011年）

5月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、クルミ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のベリーベリナイスに4馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

6月16日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、ミザール特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

10月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雪印ストリングチーズ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

7歳（2012年）

5月4日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、サッポロ大地のZERO特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったサントメジャーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月17日、中1週で迎えた20戦目は、ひなげし特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた21戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、JA門別馬舞米特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。