マイネルユーベル（1994年生、母ミクロンケンラン）

マイネルユーベル（1994年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナサンキュー（当時10歳）と交配したミクロンケンランが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は岩村きよえ。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

8月10日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーピーブレーブを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

9月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

10月26日、中7週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3歳（1997年）

2月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のヤマヒサコンコルドを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月16日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したシーワンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月26日、中5週で迎えた7戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

11月15日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパークトウショウをクビ差だけ差し切って2勝目を収める

12月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4歳（1998年）

2月8日、中7週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の春光賞（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月25日、中4週で迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

5歳（1999年）

5月25日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた15戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた16戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。