リッチーリッチー（2013年生、母Nick’s Nikita）

リッチーリッチー（2013年2月8日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「映画名より」。毛色は栗毛。種牡馬のTeofilo（当時9歳）と交配したNick's Nikitaが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2017年の緑風ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月30日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ストロングタイタンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゼンノタヂカラオをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月14日、中7週で迎えた3戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた4戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

3歳（2016年）

2月6日、中8週で迎えた5戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ミライヘノツバサに3/4馬身交わされて2着となった。

7月24日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の渥美特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.ホワイト騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のショウボートに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月19日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた11戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたシャケトラ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の江坂特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上はA.シュタルケ騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエイシンハドソン決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

4歳（2017年）

1月17日、中2週で迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したフロリダパンサーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り小雨/重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のララエクラテールをアタマ差振り切って順当に勝利した。

5月13日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のパフォーマプロミスに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

6月4日、中2週で迎えた16戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグリーンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシホウ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月21日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の古都ステークス（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5歳（2018年）

2月17日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月7日、中6週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。