ヒデサンスピリット（2010年生、母ヒデノメガミ）

ヒデサンスピリット（2010年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋魂」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時13歳）と交配したヒデノメガミが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦4勝2着2回。2012年の平和賞(S3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野義幸厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2012年）

9月5日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は485kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスティアゼリアに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月31日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月7日、中9週で迎えた3戦目は、3歳戦のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハードクラップを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

9月8日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

10月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月27日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカッププロメテウス賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2014年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、成田漬物本舗南高梅はちみつ漬賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた9戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、啓蟄賞（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた11戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、鍾馗盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビッグウェーバーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

5月30日、中2週で迎えた12戦目は、夏椿特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（2015年）

1月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、宝塚特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

2月18日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のヴルカーンに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったケンシンハーバーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマコトヴォカシオンに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月13日、中6週で迎えた18戦目は、大日本プロレスカップ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

11月4日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6歳（2016年）

2月2日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ゆうパークおごせ賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた21戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2六七八（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた23戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。