デルマアン（2004年生、母ローザロッサ）

デルマアン（2004年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時8歳）と交配したローザロッサが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、中央平地28戦1勝2着2回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月23日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したジーニアスを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

9月2日、中3週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

12月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

3歳（2007年）

1月21日、中3週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

2月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月18日、中5週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたサンライズグラス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月27日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプロミネントを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月29日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

12月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4歳（2008年）

1月19日、中5週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた18戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

3月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた20戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず15着に終わった。

4月19日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた26戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた27戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、中7週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2月28日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた29戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月29日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた30戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。8着に終わった。