スズカグラーテ（2014年生、母グーテデロワ）
Suzuka Grathe
2014.05.06
スズカグラーテ（2014年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋デンマークの地名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時18歳）と交配したグーテデロワが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着10回。主な勝ち鞍は2019年の岩室温泉特別(2勝クラス)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって540万円で落札された。
柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2016年）
9月4日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は438kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサルタートに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
9月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったシゲルコングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
11月13日、中6週で迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
12月10日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトファングを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。
12月24日、中1週で迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の冬桜賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。
3歳（2017年）
1月22日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、伸びてきたグッドヒューマー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
2月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。
3月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したブレークオンスルーに半馬身届かず2着に敗北した。
4月15日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。
9月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。
9月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたエニグマ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
10月14日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったトップライセンスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。
11月3日、中2週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したモズワッショイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
12月3日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシャンパンサーベルをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。
12月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のビックリシタナモーをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。
4歳（2018年）
1月14日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（8戦3勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。
2月25日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。
3月24日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。
4月14日、中2週で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。
5月19日、中4週で迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のシドニートロフィー（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウワダイコにねじ伏せられてクビ差の2着となった。
6月17日、中3週で迎えた21戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の箕面特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったオールドベイリーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
7月15日、中3週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったスマートレイチェルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
12月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
12月23日、中2週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下のキャンドルライト賞（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。
5歳（2019年）
1月20日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（10戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
2月16日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。
4月13日、中7週で迎えた27戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。
4月29日、中1週で迎えた28戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の火打山特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
7月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの鶴ヶ城特別（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったグランティエラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。
8月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったヒデノヴィーナスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。
9月1日、中3週で迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマラードザレコードをクビ差だけ差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。
12月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上3勝クラスの2019フェアウェルステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。
6歳（2020年）
1月13日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初春ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。
5月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた34戦目は、4歳以上3勝クラスの八海山ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。
10月4日、約4か月半の休み明けで迎えた35戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。
2020年10月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。