ローレルウェルシュ（2003年生、母モガミヒメ）

ローレルウェルシュ（2003年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イギリスのウェールズ地方。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のテンビー（当時13歳）と交配したモガミヒメが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地14戦4勝、地方25戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の秋保特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,050万円（5.25万×200口）で一口馬主が募集された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

1月29日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

7月8日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

9月2日、中7週で迎えた4戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた5戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハッピーバローズを強烈な末脚で3/4馬身差し切って未勝利戦を制した。

4歳（2007年）

1月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

2月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシルクゲイナーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月16日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦2勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

10月21日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のレオベルリンに5馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

11月17日、中3週で迎えた10戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の秋保特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のベルモントリボンに2馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

11月24日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大下智騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

5歳（2008年）

6月28日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦2勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

10月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

11月9日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

6歳（2009年）

7月23日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、’09シーサイドカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた16戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

11月26日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライトライダーに5馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7歳（2010年）

1月6日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トワイニングイモンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

1月25日、中2週で迎えた19戦目は、睦月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月13日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月4日、中2週で迎えた21戦目は、’10 プラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた22戦目は、戸塚宿特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた23戦目は、船橋オータムダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のマクロラファールに3馬身の差をつけて優勝

11月3日、中5週で迎えた24戦目は、Jpn1のJBCスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したコアレスピューマを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8歳（2011年）

6月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた26戦目は、ハンデ戦の水無月特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた27戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（9戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

7月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、S3の習志野きらっとスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

8月16日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、週刊女性賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（10戦2勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

10月10日、中7週で迎えた30戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、OROパーク賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、グリッターアイスに交わされて1馬身差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のカムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（12戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた33戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の東京スポーツ盃（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9歳（2012年）

4月2日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（13戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（14戦2勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（15戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた37戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、’12シーサイドカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた38戦目は、三条場外発売所賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた39戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。