マヌーヴァー（2000年生、母ミュンシー）

マヌーヴァー（2000年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「策士、策略、巧みな立ち振る舞い」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したミュンシーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の恵庭岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月1日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオーケストラピットに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のライブインザムーンに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月30日、中8週で迎えた4戦目は、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の水郷特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。