フェアリーバズ（2013年生、母エンドレスドリーム）

フェアリーバズ（2013年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「妖精が舞い上がる」。毛色は鹿毛。種牡馬のパーソナルラッシュ（当時12歳）と交配したエンドレスドリームが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸武光。戦績は、中央平地3戦0勝、地方30戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の陸都2才誕生日特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、門別牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイズによって162万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

12月6日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はメイショウハチキンと並んで12着同着となった。

1月24日、連闘で迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

3月1日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、岡山県ももたろう特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた5戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一期一会特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさらば佐竹小夜子特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた7戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のセトノチェーサーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の陸都2才誕生日特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のアコルデをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のちちこの煮付け特別（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

6月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3ロ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

6月11日、連闘で迎えた12戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウメイロ特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のみょうが特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の亜沙美&怜太結婚特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は本田紀忠騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のはちきん地鶏特別（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田紀忠騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3イ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロードエアフォースに6馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

8月13日、連闘で迎えた17戦目は、3歳戦の高知家におかえり特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は本田紀忠騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月21日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサマーサティに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、サワラビに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中2週で迎えた20戦目は、彼岸花特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は本田紀忠騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた21戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた22戦目は、ゴリエリ結婚記念特別（高知ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のムーンチェイサーに1馬身半の差をつけて制した。

10月23日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた24戦目は、福山競馬記念特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（3戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2 C3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた26戦目は、ユリはお利口さん特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた27戦目は、由貴ちゃん誕生日特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月20日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で妹尾浩一朗騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

4歳（2017年）

1月15日、中1週で迎えた30戦目は、スルメイカの天麩羅特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で妹尾浩一朗騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

1月29日、中1週で迎えた31戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

2月5日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、鈴木麻優騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた33戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木麻優騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。