ダイシンブラック（2009年生、母フジダイヤ）

ダイシンブラック（2009年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黒」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時11歳）と交配したフジダイヤが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の境港特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月5日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月23日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったマイネキャスリーンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスマートラファエルを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月23日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4歳（2013年）

10月14日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドテーラーをハナ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

12月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のエーティータラントを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2014年）

1月13日、中4週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

7月12日、約6か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

7月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌競馬場グランドオープン記念（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月23日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のカウントダウンステークス（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた15戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月1日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月1日、約5か月の休養明けで迎えた17戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTVh賞（札幌芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月31日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8歳（2017年）

8月19日、約22か月の休み明けで迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。