ヒシラプソディー（2001年生、母ヒシモナーク）

ヒシラプソディー（2001年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋狂想曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時6歳）と交配したヒシモナークが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地7戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の愛知県畜産特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月26日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3歳（2004年）

7月3日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた8戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のイタリアンスキーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のコーリンエンブレムに3馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月7日、中1週で迎えた10戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、愛知県畜産特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のテンシノジョオーに2馬身の差をつけて3勝目を収める

4歳（2005年）

4月28日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったファゴットにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。