マイネルロブスト（2009年生、母コウエイベラドンナ）

マイネルロブスト（2009年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い、強靱な（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時12歳）と交配したコウエイベラドンナが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地15戦2勝2着2回、中央障害4戦1勝2着1回。2011年の朝日杯フューチュリティステークス(G1)で2着に入った他、2012年の京成杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、小泉牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって504万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

6月26日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のパスオブトゥルーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月28日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るニシノスタイルを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って優勝

10月1日、中4週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

11月19日、中6週で迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアルフレードに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2012年）

1月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したベストディールに半馬身届かず2着となった。

3月18日、中8週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

9月9日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた11戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4歳（2013年）

3月24日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた13戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた15戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

8月24日、中5週で迎えた16戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったパリスブルーから3馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のトップストライドに1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月24日、中6週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。