カネスラーナ（2005年生、母ヤマヒサキャロル）

カネスラーナ（2005年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋早く（ロシア語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したヤマヒサキャロルが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本春雄。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のすずらん賞(C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本春雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、杉澤光雄によって525万円で落札された。

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月17日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入った。

3月9日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

6月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

9月10日、中7週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパワーゼンカイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノハルカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2009年）

1月20日、中2週で迎えた10戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は中越豊光騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、すずらん賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモアイをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中越豊光騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上B2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

9月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、金木犀特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた21戦目は、栗拾い特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた22戦目は、マリーゴールド特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた23戦目は、磯菊特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で三村展久騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた24戦目は、かえで特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三村展久騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた25戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2010年）

1月3日、中1週で迎えた26戦目は、万両特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた27戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、寒菊特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月31日、中1週で迎えた28戦目は、一般B6（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた29戦目は、一般B5（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本三郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルヴィオーラから半馬身差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた30戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、一般B5（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

3月14日、中2週で迎えた31戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B6（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。